前回のテキスト編に続きまして、今回は実際の勉強のやり方について記載していきます。
今回は教養科目のうち、民法についてです。私は法学部出身で、大学で民法総則、物件、債権の講義を受けていましのたので、民法は非常に取り組みやすい科目でした。
具体的な勉強方法としては、これは他の教養科目も同じですが、論点ごとに試験で記載すべき内容をまとめた論述フォームのようなものが予備校のテキストとしてありましたので、それを使用していました。
前回、テキストは各教科とも1冊に絞ると記載しましたが、民法については私が使用していたテキストはこの論述フォームです(経済学、会計学も同様です)。
この論述フォームをどのように使用したかというと、民法についてはまず各論点で記載されている内容を理解します。私の場合前述の通り、大学の講義で一通り内容を把握していたため、この理解の過程がかなり省略できましたが、この理解する過程でわからない用語等を調べてテキストに書き込む作業が発生します。
理解したら何度も読みます(声には出さなくて大丈夫です、心の中で読みます)。
書いて覚えましたか?と聞かれることがありますが、一切書きません。書くのは時間がかかりますし、書くという行為は覚えてもいないのに書き終えると満足してしまい、覚えた気になってしまうためです。
そして最終的にはその論点を空で言えるくらいまで読んで覚えてしまいます。空で言えるくらいになるまでにはすごく時間がかかりますが決して無理なことはありません。覚えてしまえば、本試験では覚えたことを組み合わせて記載するだけなので、非常に楽です。なお、覚えた内容を忘れないように維持していく作業も必要となりますが、それはまた別のところで記載します。
今回は民法の勉強方法について記載しましたが、要点は、①まず理解、②次に論述フォームを何度も読んで覚えてしまうということです。
次回以降は他の科目の勉強法について順次記載します。