上記表は外国人の延べ宿泊者数を国別に表した表となります。
数字だけの表ですと視覚的にわかりにくいため、上記表のうちいくつかの国を抜き出してグラフを作成しました(下記グラフ。全部の国、地域を入れるとグラフが重なってわかりにくいため国を選択しています)。
このグラフでは2023年の延べ宿泊者数の多い国(地域)が、1位:韓国、2位:台湾、3位:中国 となっています。
ホテルの現地調査に行った際に支配人にヒアリングを行うのですが、中国人観光客は未だ戻ってきてないという言葉をよく聞きます。
確かに2023年の順位は3位ですが、2019年に延べ宿泊者数が約3,000万人であったことを考えると、2023年の延べ宿泊者数が約1,090万人で約3分の1の数字ですので、感覚的に中国人観光客は未だ戻ってきていないということになるのだと思います。
また表からは確認できませんが、やはりホテル支配人から聞く言葉が、アジア圏の観光客数が増えている、という言葉です。
これは経済発展による中間層が増え、経済的に余裕ができた人々が海外旅行に行くようになっているのだと推定しています。