今回も不動産鑑定士試験の勉強法(やり方編)の続きとなります。
今回は経済学です。私にとって経済学は不動産鑑定士試験で初めて取り組む科目であったため、非常に苦労しました。
当初は予備校の講義を聞いていても、何を言っているのかがさっぱりわからなかっため、非常に焦りました。
そこで、少し遠回りになりますが、経済学に関しては初学者向けの市販テキストを購入して、それで先に理解をして予備校のテキストに戻りました。
この時使用した市販のテキストが、石川秀樹氏の経済学入門塾(マクロ編)と経済学入門塾(ミクロ編)だったと記憶しています。石川秀樹氏のテキストであることは間違いありません。
こちらのテキストは初学者向けで、非常にわかりやすく、経済学を1から理解するのに大いに役に立ちました。予備校のテキストから外れて、市販のテキストを学ぶという回り道をしましたが、結果的にはその後の学習スピードがものすごく上がったと記憶しています。
内容を理解したあとは、民法と同様テキストを何度も読み込んで覚えてしまいます。
経済学はグラフを記載したり、条件が変わるとそのグラフがどのように動くかを記載したりしますが、それも含めて覚えてしまします。経済学だけは読むだけではなく、グラフの書き方や、そのグラフの動かし方などを裏紙に書きながら覚えていました。
当時は(今も同じかもしれませんが)、経済学は自分が通う予備校の出題予想が当たるか外れるかで点数のブレが大きい科目で、最も足切りになる受験者の多い科目でした。
私は幸運にも、石川秀樹氏の経済学入門塾(マクロ編)と経済学入門塾(ミクロ編)でしっかりと理解していた内容が本試験で出題され、本番では大問1の出来は上々だったと記憶しています。(逆に大問2は難関で、ほぼ解けませんでした)。
もし私のように経済学を初めて学ぶ方は、少し遠回りになりますが、上記のテキストを使用して基礎を固めるのもよいと思います。